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生物資源をめぐって途上国と先進国が論争

生物資源をめぐって途上国と先進国が論争

青カビからペニシリン、カエルの毒から鎮痛剤 医薬品がつくれる「生物資源」 の宝庫、途上国

毒やカビからは、医薬品がつくれます。青カビの成分からは、ペニシリンがつくられます。熱帯地方の毒ガエルの毒で、鎮痛剤がつくられます。青カビや、原料となる成分を持つ生物を「生物資源」と呼ぶそうです。生物資源の宝庫は、アマゾン、熱帯地方などの発展途上国の国です。途上国の、生物資源で、先進国の製薬会社は、医薬品をつくることができます。この生物資源をめぐって、途上国と先進国の間で、論争があるそうです。


途上国のインドネシア ウイルス提供してワクチン製造できても、買えない、助からない

インドネシアは、鳥インフルエンザの発症が、たくさん報告されています。鳥インフルエンザのウイルスは、インドネシアから、WHOに提供され、それが、先進国の製薬会社に供給され、ワクチンがつくられウイルスに対抗でき、助かる人がたくさんいます。

しかし、途上国のインドネシア人は、ワクチンを買う余裕がありません。ウイルスを提供しても、自分達が助かる事が出来ないのです。WHOにインドネシアは、ウイルスの提供をやめ、インドネシアは、国際会議で、ワクチンの10%の還元と、資金の提供を求めました。インドネシアの要求に対し、先進国は、そんなことをしたら製薬会社が潰れてしまう。生物資源は誰の物でもない。横暴だと主張します。

 先進国に、WHO経由で、インドネシアのウイルスが提供されなければ、これから、新型の毒性の強いウイルスが現れたら、ワクチンが作れず、対抗できなくなります。しかし、途上国の人にも、必要な救済をワクチンなどで、還元しなければ、犠牲がでる。折り合いがつくようにした方がいいのではないかと感じながら、テレビをみていました。

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